フィラデルフィア・カムデンの治安を現地で働いた税理士が解説【2026年版】


前回のお話はこちら

危険な隣町

全米で第5位の人口を誇り、有名な映画の舞台にもなり、更に合衆国歴史のルーツともいえるそんな素晴らしい
場所だが、一つだけ恐ろしいことがある。
それは、デラウェア川をはさんだ対岸の街、カムデンである。
Wikipediaの説明を引用しよう。

なお、フィラデルフィア都市圏の治安は概ね良好であるが、デラウェア川の対岸にあるニュージャージー州カムデンは、デトロイトやセントルイスなどと並んで、全米で最も危険な都市のひとつとされる。

カムデン(英語:Camden [ˈkæmdən])は、アメリカ合衆国ニュージャージー州西部に位置するカムデン郡の郡庁所在地。 デラウェア川を境にペンシルベニア州フィラデルフィア市の対岸に位置しているカムデン市は、かつてはビクタートーキングマシン社やキャンベルスープ社をはじめとする大企業を抱える工業都市、またフィラデルフィア郊外の住宅地として重要な都市であったが、フィラデルフィア都市圏の再開発の中で雇用や人口が更に郊外へと流出したため治安が著しく悪化し、暴動も多発するようになった。現在全米で最も危険な都市の1つに数えられている。

現在では幾分治安は改善されているとはいえ、危険な街なのである。
そして、デラウェア川を挟んで対岸すぐにあるので、まだ道に慣れていないころには、高速の出口を間違えてカムデンの方に行って
しまったことが何度かあるが、冷や汗をかくような思いですぐに引き返したものだ。
ちなみに、日本でも有名なスープのメーカーキャンベルの本社は、このカムデンにあり、今でもキャンベルスープを見かけるとラベルに
書いてある住所を見て当時のことを思い出すことが良くある。

2026年現在のフィラデルフィアの治安 ※2026年6月追記

この記事を書いた当時(2020年)から時間も経ったので、2026年現在の治安情報もまとめておきたいと思う。

フィラデルフィア全体の治安

結論から言うと、フィラデルフィア全体が危険というわけではないが、エリアによって雰囲気がガラッと変わるというのが正直なところだ
特に私が住んでいた独立記念館近くの観光名所が集まる中心部やビジネスエリアは比較的落ち着いている一方で、少しエリアが変わるだけで雰囲気が一変するのがこの街の特徴で、
犯罪発生率が高い地域や、薬物問題が深刻な場所もある。
当時の勤務先からは、町の北、西、東(先ほどのカムデンがある)に行くときは気を付けろと言われていた。

要注意エリア:ケンジントン地区

ケンジントン地区は、フィラデルフィア中心部から北東側に位置するエリアで、ダウンタウンからそれほど離れていない場所にあるが、地元でも治安が悪い地域として知られている。
薬物問題が特に深刻で、NHKでも「ゾンビタウン」という不名誉な名称で取り上げられ一躍有名になった。
4月にマイアミで会ったフィラデルフィア時代の同僚も、安い家賃のみを求めてレストランをオープンしたお店があったがお客さんが怖がって近寄らなかったのですぐにつぶれたという話があったとか、NHKで放映されてから興味本位で旅行に来る日本人が増えたなどという話をしていた。
ここケンジントンはフィラデルフィア中心地から電車で行くこともできるが、治安の理由からあまりお勧めはできない・・・
私は車生活だったこともあり、フィラデルフィアで電車に乗る機会は非常に少なかった。
ちなみに、ここケンジントンは、格闘技がお好きな方なら名前ぐらいは聞いたことがあるはずの、エディ・アルバレス選手の出身地だ

テンプル大学周辺の治安

そして、先ほどのケンジントンにほど近い場所に、日本にいくつかキャンパスもあり、かのホラッチョ川上こと、ショーンKさんが卒業?したと自称されているテンプル大学がある。
その有名さから留学・進学を考えている方に特に注意していただきたいのが、テンプル大学周辺(ノースフィラデルフィア)の治安である。
テンプル大学はフィラデルフィアにある有名な大学のひとつだが、そのキャンパスが位置するノースフィラデルフィアは、残念ながら治安上の課題を抱えた地域だ。
テンプル大学が属する第22警察管区の殺人発生率は10万人あたり78.8件と、フィラデルフィア市全体の16.9件と比べても突出して高い水準にある。直近の学年度においても、テンプル大学キャンパス周辺では性的暴行、武装強盗、そして16歳の少年が巻き込まれた死亡事件が発生している。
実際、私がいた時も、テンプル大学周辺で銃撃戦があったというニュースを耳にしたことがある。
テンプル大学への進学・留学を検討している方は、キャンパス外、特に夜間の単独行動には十分な注意が必要だ。

池上彰さんとの出会い

フィラデルフィアで一度日本の有名人に出会ったことがある。
それが冒頭のニュースキャスターの池上彰さんである。
後でも書くが2016年のアメリカ大統領選挙では、ヒラリークリントン率いる民主党にとってフィラデルフィアは重要なイベント
を行う都市になっていたようだ。
2016年の7月に、民主党の候補者を決める「コンベンション」がフィラデルフィアで行われており、日本の取材陣も多数フィラデルフィアを訪れていたようで、池上彰さんもその中の一人であった。
しかし、出会ったのは街中でもなんでもなく、街から少し離れたさびれたショッピングセンターであった。
ショッピングセンターで雑貨を買った私はちょうど腹が減ったので売店でホットドックを食べながら休んでいたところ、
テレビで見慣れた池上さんの姿があった。勇気を出して話しかけてみたところ、テレビで見る池上さんそのままの優しく穏やかな先生の
ような話し方で、何故フィラデルフィアに来ているか、フィラデルフィアのホテルがとんでもなく高騰している等という話をしてくれた。
しかも、快く写真撮影にも応じていただき、テレビの姿と全く変わらない方だなという印象を持っている。

池上彰さんと
池上彰さんと

アメリカ4大スポーツを見て

アメリカの4大スポーツといえば、言わずと知れた野球、バスケットボール、アイスホッケー、そしてアメフトである。
残念ながら総合格闘技は4大スポーツに比較するとやや劣っている・・・。
滞在中、野球とアメフトを見に行った。
何故かバスケとホッケーは見に行く機会がなかった・・・。

マエケン選手

たまたま職場でメジャーの試合チケットをもらったので観戦することになったが、フィラデルフィアの地元、フィラデルフィア
フィリーズと、当時マエケン選手が属していたロサンゼルスドジャースの試合であった。
どうでも良い話だが、フィラデルフィアフィリーズという名前だが、フィラデルフィアは名前が長いので、略して「フィリー」と
呼ばれるが、フィラデルフィアフィリーズという名前は、都市名の正式名称+略称という何ともひねりのない名前である。
例えていうならば、「天神橋筋六丁目テンロクズ」「西中島南方ニシナカズ」とかそんな短絡的な名前の付け方だ(笑)
そして、下↓のマエケン選手のアップを撮ることに成功した。しかし、周りのアメリカ人たちは、「あのマエダって韓国の選手か?」と
言っていた。

マエケン選手アップ
マエケン選手アップ

 


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