石垣島発離島の旅②~赤いカワラの変わり者~


のっけから某格闘家さんのお名前をパクってしまったが、八重山諸島のお話二回目だ。
前回のお話はこちら

赤瓦と石垣が広がる竹富島

そもそも私が石垣島というか八重山諸島に関心を持つようになったのは、この赤い瓦の一階建ての家が石垣に囲まれている家が広がっているこの島、竹富島に興味を持ったからだ。
竹富島にはこんな感じの沖縄の伝統的な家屋が立ち並んでいる。

竹富島の家屋は、風水思想をふんだんに盛り込んだ作りになっており、竹富島の家屋は基本的にこの作りになっている。
家屋は南向きの一階建てで、周りをサンゴ石を積み上げた石垣に囲まれており、入り口部分にもマエヤシという魔除けの塀がついている。
屋根の上にはこれまた魔除けで有名なシーサーが配置されている。
これらは全て風水思想の影響のようだ。
そして、台風の多い地域らしく、石垣の内側には防風林が作られていることが多い。
竹富島では、この町並みを保存するために、「竹富島憲章」というもので家屋の建築についてもこのような定めが置かれている。

1、建物の新・改・増築、修繕は、伝統的な様式を踏襲し、屋根は赤瓦を使用する。
2、屋敷囲いは、サンゴ石灰岩による従来の野面積みとする。
3、道路、各家庭には、年二回海砂を散布する。
4、看板、広告、ポスター等は、所定の場所に掲示する。
5、ゴミ処理を区分けして利用と回収を図る。金属粗大ゴミは業者回収を行う。
6、家庭下水は、処理して排水する。
7、樹木は、伐採せず植栽に努める。
8、交通安全、道路維持のために、車両制限を設ける。
9、海岸、道路などゴミ、空きカン、吸殻などを捨てさせない。
10、空き家、空き屋敷の所有者は、地元で管理人を指定し、清掃及び活用を図る。
11、観光客のキャンプ、野宿は禁止する。
12、草花、蝶、魚貝、その他の生物をむやみに採取することを禁止する。

竹富島へのアクセス

竹富島へは、石垣島からフェリーで15分ほどの距離で、石垣島から最も近い離島になっている。
なので、石垣島から日帰りで訪問することも可能で、実際多くの観光客が日帰りで訪問しているようだ。
島では公共交通機関がないので、港から集落まで20分ほど歩くことになるので、歩くのが苦手だったり島中を巡る予定の方はレンタサイクルで自転車を借りても良いかも知れない。
私は歩くのが好きなので、港から歩いて行くことにした。
そこは自然豊かな八重山、こんな感じで大阪ではお目にかかることがほとんどない動物を見ることができた。

オダギリジョーに似ていると思うのは私だけだろうか(笑)
オダギリジョーに似ていると思うのは私だけだろうか(笑)

見渡す限りの平地

家屋の建築方法の制限があるだけあって、竹富島には高い建物は存在しておらず、三階建てぐらいの展望台から街の集落が一望できてしまうので、高層ビルが立ち並ぶ都会とは全く異なる雰囲気を感じることができる。

動画で見るとこんな感じだ。
遠くに聞こえる三線の音が何とも良い雰囲気を醸し出している。

美しい海とネコまみれの砂浜

竹富島も石垣島同様、海がきれいなところで、小さな島なのにコンドイビーチ、カイジ浜(星砂の浜)と有名なビーチが二つある。
カイジ浜は小さなビーチでその名のとおりメインは星砂だったが、星砂を見つけることができなかった(そこまでの根性がなかっただけ・・・?)。
それに対しコンドイビーチは、かなり大きなビーチで10月だったのに海水浴もできるようだった。

そして、このビーチはキレイな海だけではなく、裏(?)の顔として、ネコが大量にいるのだ。

私の実家は長く犬を飼っている関係もあって、この時まで生まれてこの方ほとんど(というか全く?)ネコを触ったことがなかったのだが、ここのネコは異様に人懐っこくて座っている時にワラワラ集まってきて膝の上に座るにとどまらず、油断していたら肩の上にがっつり乗られてしまった。


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