石垣島発離島の旅③~宿がない!~


前回のお話はこちら

竹富島泊

石垣島に来たそもそもの目的の一つが竹富島だったため、昼だけでなく夜も島に泊まってみたいと考えていた。
石垣島からフェリーで15分という事もあって、竹富島を訪れる観光客の多くは日帰りという事だったが、ガイドブックによると島には何件か民宿があるので、その中で予約の取れるところがあればと思い電話を掛けた。
(通常旅行に行く時はBooking.comで予約することが多いのだが、島の民宿は残念ながら登録されていなかったので電話をかけることにした。)
しかしながら、何件か電話をかけても、その期間は営業していないという事だった・・・。
オフシーズンなのか?と思いながらも残った民宿に電話をかけると「ああ、その期間は、年に一度の島のお祭り種子取祭(タナドゥイ)の日だから民宿どこもやってないよ」という事だった。
何とかゲストハウスが見つかったのでゲストハウスの予約を取ることにした。

ゲストハウス

島のゲストハウスには10人ほど宿泊客がいて、沖縄の宿らしく夜は「ゆんたく」と呼ばれる飲みながら色々話をする会が行われていた。
そこには、関西から来た人、東京から来た人、そして種子取祭で踊りを踊るために来た人もいて非常にバラエティーに富んだ人たちで楽しい時間を過ごすことができた。
もちろん今でもSNSでつながっていたりしてやり取りをしている。

種子取祭

種子取祭は、竹富町のホームページでの紹介を引用すると、

竹富島の種子取祭(タナドゥイ)は、約600年の伝統があると言われており、国の「重要無形民俗文化財」の指定を受けています。
毎年、旧暦9月の庚寅、辛卯の2日間を中心に80余りの伝統芸能が神々に奉納されます。
竹富島には「かしくさや うつぐみどまさる」(一致協力することが何よりも大切である)という言葉があり、島人の考え方の基本となっています。
種子取祭には島を離れた人々も里帰りして祭りに参加し、大勢の人で島は祭り一色になります。

ということで、昼は沖縄の伝統衣装に身を包んだ人々が踊ったり伝統劇?をしたりする祭りで、実際の動画で見るとこんな感じだ。

 

そして、昼も十分に興味深いのだが、更に興味深いのは夜の部?である。
旅行者でも地元の方の家に上がり込んで泡盛とタコとニンニクを煮たつまみのようなものをふるまってもらえたり、歌や踊りに参加することもできる。
住人でないとこの竹富島の伝統的な建築方式の家を見る機会はそうそうないと思うので非常に面白く、是非一度行ってみる価値はあると思う。
この祭りの期間だけ、普段夕方5時頃に最終になる石垣島行のフェリーが深夜まで出ていたりするのである。
そう、この地元の方はこの夜の部をほぼ夜通しでやるというのだ!

 

しかしながら、コロナの影響でこのお祭りも例外ではなく、一般観覧は中止になっているようだ。
一刻も早くコロナが収まってほしいものだ・・・。

竹富島リベンジ?

そんなこんなで滞在期間とお祭りががっつり被ってしまったので、普段の竹富島の夜を知らないままに帰ることになった。
昼間ののどかな感じからすると夜はすごく静かなんだろうと思い、昨年の年末ついに?普段の竹富島に宿泊するができた。
普段の島の静けさは想像以上のものがあり、日が沈むと島はもう真っ暗になっていた・・・。
想像の遥か上を行くのどかさだった。

歩くのに懐中電灯は必須です。

街頭があると思えばこんな影ができていてかなり怖かった

どこからともなく聞こえる三線の音に癒される。

離島へ行く時のお勧め

竹富島に限らず、石垣島を離れるとコンビニなど全くなくて島内には地元の商店しかなく、それも夕方ぐらいで閉店になることが多いので、離島で宿泊される場合は石垣島で色々買いこんでいくのをお勧めする。
(星のやとか高級なところに泊まるのなら別かも知れないが・・・)

 


石垣島発離島の旅③~宿がない!~” への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です