前回の話はこちら。
目次
バスセロナのデモ
ちょうどバルセロナにいたとき、バルセロナの属するカタルーニャ地方が
スペインから独立するというのでデモが行われていた。
デモの影響で、その週末に予定されていたサッカーのビッグマッチ、
バルセロナ対レアル・マドリッドも中止になったとのことだった。
そう聞くと、大丈夫なのか?という気がするが、街を歩いていてもそこら中で
行進が行われていたり、演説がされている程度だったので、トランプ大統領就任
直後の街の道路を封鎖して火を燃やしていたり、大きな通りを完全にデモ隊が封鎖して
車が立ち往生してしまうなど、ハードなデモを目の当たりにしていた私からはいささか物足りない?ものがあった。
アメリカのデモはこんな感じ↓で道路で発煙筒を炊いたりしてもっと派手なのである。
静止画だとこんな↓感じ。
3ユーロの国旗
そんなこんなで街をさまよっていた私はデモ隊のメンバーがみんなスペインの国旗を
持って歩いていることに気が付いた。
どこで手に入れるのかと思っていると、道端に国旗売りが道行く人々に声をかけていた。
私も完全な野次馬根性で国旗売りに話を聞いてみることにした。
いくら?と聞くと「3ユーロ」と言っていたので、別に買う気のない私は、「今ポケットに2ユーロしかないからまけてくれ」と言って、1ユーロの2枚入った、はずのポケットのコインを見せた・・・。
だが、幸か不幸かその1枚が2ユーロコインだったため、無事国旗をお買い上げとなってしまった。
その国旗は1年以上経った今も大事にうちの押し入れで眠っている・・・。
2種類のサングリア
スペインに行って毎日いやほどサングリアを飲んでいれば気づくことがある。
それは、サングリアには2種類あるということだ。
一つは日本でもメジャーな存在の赤ワインに果実を漬け込んだもの。
そして、もう一つが手抜き(合理化?)とでも言うべき、赤ワインをレモン味のファンタで割ったものである。
おそらく前者は作るまでに結構時間がかかるものと思われる。
適当なバルなどではほとんどが後者だったように思うが、本格的なバルでも時にはこれに出くわすことがあり、
少々がっかりさせられたものだ。
スパイダークラブ
10日間ほどのスペイン滞在の間、私がもっとも気に入っていた料理は、バルセロナのIRATIというバルで食べたスパイダークラブという料理である。
これは、やや小さめのカニの甲羅にカニみそとカニの身を入れてこれをパン粉で焼いた料理で、4.5ユーロで食べることができた。
あまりにも旨かったので、昼に食べて、更に夜も食べに行った日もあったほどだ。
日本のスペイン料理店でも何度か探してみたことがあったが、結局今まで巡り合うことは出来ているない・・・。
どなたか日本でスパイダークラブを出す店をご存じの方はお教えいただきたい。
バスガス爆発
日本語の早口言葉で、「バスガス爆発」というのがあるが、それの語源となった言葉がスペインにあるのはご存じだろうか。
それは、Bus gas naturalというもので、スペインに外交に来ていた明治時代の政治家がそれを見つけて日本の早口言葉にしたのが
きっかけらしい。
今回の旅で幸運にもそのバスに巡り合うことができた。
ちなみに、語源のくだりは完全にウソで今適当に作った話なので一切真剣に取り合わないでいただきたい。