城塞の美しい街ケベックシティー(カナダ)へ行った話①


カナダのケベックシティーに行ったのは、2017年5月のメモリアルデーの祝日でした。
メモリアルデーといっても日本では馴染みのない祝日なので、少しご説明いたします。

メモリアルデー

メモリアルデー自体を説明する前に、アメリカの祝日制度は日本とはかなり異なっていますので、そちらからご説明します。
日本だと、国が定めた祝日は全国一斉に休日となります。一方でアメリカでは、連邦政府が定めた休日には、政府機関は休日なりますが、
企業や学校は、個々の判断で休業するとは限らない状況です。
ですので、家族は休みだけど、自分だけ仕事に行かなければならないような状況もあり得ます。
その他にも州が定めた祝日もあるので、祝日の数自体は多いのですが、大半の祝日が休みになることはなく普通通り会社に行ってます。
私の職場だと、年間の祝日は元旦(1月1日)、メモリアルデー(5月最終月曜日)、私の住んでいた地域と大いに関係のあった独立記念日(7月4日)、レーバーデー(9月第一月曜日)、サンクスギビングデー(11月第四木曜日)、クリスマスの6日ほどだったと記憶しています。
日本の祝日は年間16日なので、日本の祝日の方がはるかに多いことになります。
ステレオタイプのように「日本人は働きすぎだ」と言われることがありますが、個人的にはこれには疑問を持っています。
アメリカ人の方が遥かに働いていた気がします・・・。
日本との電話会議の日程調整をしていても、「月曜日は祝日で」といわれることが多かった気がします。

それはそうと、メモリアルデーは、年間6日しかない祝日の一つなので、とても大きな祝日なのです。
どのような意味があるかというと、南北戦争の南軍の戦没者を追悼する日という事です。
独立記念日は独立戦争に、メモリアルデーは南北戦争に関係しているというのは、いかにアメリカの歴史の中に戦争が数多くあったかを物語っていると思います。

ケベックシティーへの行き方

私の住んでいたフィラデルフィアからケベックシティー行くには、一旦カナダのモントリオールまで1時間程度小型のジェット機で飛び、そこからケベック行きのプロペラ機で45分という
道のりでした。
以前にもお伝えしたかも知れませんが、高所恐怖症の私にはこの小型の飛行機が怖くてたまらなかった記憶があります・・・。
カナダ国内便なので、カナダの航空会社が便数も多く便利という事で、エアカナダの飛行機を使って往復することにしました。
しかしこれが後に大変な事態を巻き起こすことになるとはこの時は想像すらできませんでした・・・。
ちなみに、私のFacebookの投稿を見ると、ケイマンに行った次の週末にケベックシティーに行っているので、いかに物珍しさもあって毎週色々なところに行ってたかという事が分かります。

フランス語圏

地理の授業で習ったので覚えてらっしゃる方も多いと思いますが、カナダの公用語は英語とフランス語の二か国語で、ケベックシティーの属するケベック州(今後ブログに書く予定のモントリオールもケベック州です。)の公用語はフランス語なので、街の中の掲示もほとんどがフランス語になります。
一方で、首都オタワやカナダ最大の都市トロント(以前のブログはこちら。)を擁するオンタリオ州は英語が公用語になっているので、同じ国で距離的にも近いにも関わらず話されている言葉が違うという日本では想像もできないような状況が発生しています。
ケベック州とオンタリオ州の位置関係は、海外留学推進協会さんのサイト(リンクはこちら。)に非常に分かりやすい地図を載せられています。
ということで、こんな感じの標識があったり

ケベックシティーの標識
ケベックシティーの標識

また、ファーストフードもこんなフランス料理っぽい感じだったりします。
ちなみに、この料理は、「プーティン」と言って、フライドポテトにグレービーソースと
チーズがたっぷりかかっているというジャンクフードもびっくりのメニューです。
ちなみに、東京だと、このプーティンを食べられる店があるようですので、是非一度チャレンジされてみてはいかがでしょうか?

プーティン
プーティン

城塞の街

ケベックシティーは、このブログのタイトルやサムネイルにもあるように、城塞に囲まれた美しい街並みが特徴で、この旧市街地は、「ケベック・シティ歴史地区」として
世界文化遺産にも登録されています。
特に、サムネイルの写真にもした城塞地区の中心にある「シャトー・フロンテナック」というホテルは圧巻の景色です。
ここからは、旧市街地の街並みの写真をお楽しみください。

シャトーフロンテナックの看板
シャトーフロンテナックの看板


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